■目次
Twitterを運用しファンを獲得していく為に
インフルエンサーを目指す上でかかせないSNS。
TwitterやInstagramでなんとなく呟いていても、知り合い以外のフォロワーを獲得するのはなかなか難しいもの。
「どうしたらより多くの人に反応してもらえるんだろう…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
大切なのは、フォロワーの共感を得られる情報をコンスタントに発信していくことです。
今回は「【Twitter運用のコツ】フォロワーファーストでファンの多いアカウントに!」と題し、Twitterアカウントを成長させる為に必要な考え方を学んでいきたいと思います。
■この記事の内容
【Twitterの特徴を理解する】
・Twitterは情報が重視される
・Twitterを運用する際に考えたいこと
・自分のツイートが表示される仕組み
【投稿の具体的な工夫】
・Twitterでいいね・リツイートされやすい投稿
・ハッシュタグを有効活用する
・情報を1つの投稿の中に集約する
・投稿する時間について
【投稿以外の部分ですべき工夫】
・フォロワーと積極的に交流する
・フォロワーを増やす為にすべきこと
【企業アカウントについて】
・企業アカウントの運用について
・企業アカウントでとるべきコミュニケーション方法
・SNSの運用代行について
・成功事例に学ぶ企業アカウントの運営方法
Twitterは情報が重視される
Twitterは現在、テレビや新聞に代わる新たなメディアとしての地位を確立しています。
Twitterのトレンド機能では、テレビ・新聞などで発信されている公的な情報はもちろん、ジャンル別に今注目の話題が数時間ごとに更新されていきます。
また、芸能人などの公式アカウントをフォローしていれば、その人から発信される最新情報をすぐに閲覧することも可能です。
ニュースになる・ならないに関わらず、自分にとって関心のある情報をいち早くキャッチできるのがTwitter最大のメリットと言えます。
Twitterで重視されるのは情報であることを理解しておきましょう。
Twitterを運用する際に考えたいこと
Twitterアカウントを運用する際に、投稿内容やアカウントの方向性を定めるのは非常に重要です。
企業アカウントでも個人アカウントでも同様に、マーケティング的な視点を持つことが大切になります。
まずは自分がどのジャンルに対してどのような情報を発信して共感を得ていくのかを明確にしておきましょう。
Twitter運用時に考えたいこと
・投稿テーマの統一・オリジナル性の模索
・ファンの多いアカウントを目指す
(1)投稿テーマを統一する
アカウント内では、投稿するジャンルやテーマを統一することをおすすめします。
特に個人でインフルエンサーとして独立を目指す場合、ジャンルに特化していた方が成長軌道に乗せやすく、固定のファンが付きやすい傾向にあります。
見られやすいというだけで「動物」や「食べ物」など全てを網羅しようとすると、「このアカウントは一体なんのアカウントなんだろう?」「趣味でやっている人なのかな?」とフォローしていいのかどうか悩まれてしまいます。
例えば「動物」を軸とする場合は、「食べ物」に関するツイートでも「ペットにおすすめのドッグフード」「健康的なペットフード」など軸となるテーマからズレない投稿をしていくとよいでしょう。
これはYouTubeチャンネルの運用と同じ考え方でもあります。
Twitterアカウントも1つのメディアコンテンツとして捉え、軸のある投稿を継続していきましょう。
(2)個性を掛け合わせオリジナル性を模索する
アカウント運営で大切なのは、オリジナル性です。
現在、インフルエンサーは世間的にも地位を確立し、目指すべき職業として認知されてきています。
「ファッション」のジャンル1つとっても、ライバル(競合アカウント)が多く、そのなかで存在感を出すのは至難の業です。
その為、発信すべきテーマや投稿内容を決めていざ運営していたとしても、なかなか思うように数字が伸びないというケースも十分に考えられます。
その時は改めて、「自分の強み」と「発信するテーマ」「フォロワー属性」などを再考し、アカウントの立ち位置を改善しましょう。
特に同じジャンルのインフルエンサーと並び抜き出る為には、自分の強みと扱うジャンルを掛け合わせ、他のアカウントにはないオリジナル性を演出することが非常に重要です。
自分が投稿するジャンルの中で、まだ誰も手を付けていない領域を分析し、唯一無二のポジションを確立していきましょう。
■「ジャンル」×「個性」の組み合わせ参考例
・「ファッション」×「お笑いが好き」
=お笑い芸人のファッション・舞台映えする衣装に関する投稿をしてみる
・「グルメ」×「アニメ好き」
=アニメに出てくる料理を再現するレシピを投稿をしてみる
具体的な考え方についてはこちらのページを参照ください。
⇒効果的なSNS運用法!投稿前に考えたい「共感されるアカウント」とは
(3)ファンの多いアカウントを目指す
Twitterを運用する際に大切なのは、フォロワー数よりもファンの多いアカウントを目指すことです。
いまや企業としても、SNSでの広告出稿が当たり前となった時代。
⇒インフルエンサーマーケティングの市場規模
特にインフルエンサーとして独立していこうと考える場合、フォロワー数はもちろんですが、1投稿に多くのリアクションが付いている方が企業側からの案件提案の可能性も高まります。
ビジネスとしてのSNS運用が当たり前になっているからこそ、フォロワーの質が高いアカウントが求められているのです。
自分のツイートが表示される仕組み
続いては、Twitter内で自分の投稿が拡散される仕組みを知っておきましょう。
どのように相手に表示されるかを知ることで、自分がアカウント内ですべきアプローチ方法が見えてきます。
自分の投稿が表示される仕組み
・フォローしてもらう・レコメンドされる
・検索結果に表示される
・いいね・リツイートされる
(1)フォロワーのタイムラインに表示される
投稿された内容は基本的に、アカウントをフォローしている人のタイムラインに表示されます。
ただ2022年8月現在、Twitterに限らずInstagramも自分のアカウントとの「関連度」に応じて投稿が優先して表示されるようになっています。
「関連度」とは、フォローしているアカウントへのリアクション率とも言え、Twitterで言えば「リプライ」や「いいね」などを多くしているアカウントの投稿が優先的に表示される仕組みです。
これまでの「時系列順」から「関連度順」に変更になったことは、アカウント運用の際に非常に重要なポイントになります。
その為、アカウントを運営し始めた当初はまず、交流を図ることが大切です。
(2)関連度の高い投稿がレコメンドされる
タイムラインでは、自分がフォローしていないアカウントでもおすすめとして表示される場合があります。
■おすすめとして表示されるアカウント(一例)
・人気のアカウント
・自分が「フォロー」している人がフォローしているアカウント
・「いいね」をした投稿に近い属性の投稿
etc.
(3)検索結果として表示される
ワード検索やハッシュタグの検索結果として投稿内容が表示されます。
検索結果では「話題」と「最新」の2つから表示されますが、2つの違いは次の通りです。
■話題
その検索結果に対して、特に反響の大きいツイートが表示されます。この場合、「いいね」や「リツイート」の多さが基準となります。
■最新
その検索語を含んだ投稿が最新のものから時系列で並びます。
ここでは、「いいね」や「リツイート」の数は関係ありません。
(4)フォロワーのいいねやリツイートが表示される
フォロワーが「いいね」や「リツイート」した投稿は自分のタイムライン上にも流れてきます。
特徴は、自分がフォローしていないアカウントが投稿した内容でも表示される点です。
以前は、「リツイート」のみがタイムラインに表示される仕組みでしたが、現在は「いいね」も「○○さんがいいねしました」という形で拡散される仕様となっています。
Twitterでいいね・リツイートされやすい投稿
自分の投稿が表示される方法として、大きく次の4つがあることを説明してきました。
1.フォローしてもらう
2.いいね・リツイートされる
3.検索結果に表示される
4.レコメンドされる
この中で、自分のアカウントを知らない人に最もフォローされやすいケースは、「いいね・リツイートされる」です。
多くの「いいね」や「リツイート」を獲得することで、レコメンドの対象になったり、検索でも「話題」に表示されるケースが高くなったりと、自分のアカウントをフォローしてくれる可能性が格段に上がります。
先述の通り、Twitterに求められるのは「情報」です。
実際、「いいね」や「リツイート」をされている投稿は、「有益な情報であること」、また「共感できる内容であること」が非常に多いです。
既にインフルエンサーとして人気を獲得しているアカウントの投稿には、拡散されるだけの理由やノウハウが詰まっており、投稿内容を分析していくことが重要になります。
フォロワーの視点に立ち、「共有したい!」「参考になる!」と思える投稿を心がけましょう。
■ちなみに…
有名人の場合はその人自身にニュース性がある為、何気ない日常の呟きなどでも「いいね」や「リツイート」が集まります。これからインフルエンサーを目指したい方は、知名度が付いてくるまでは自分のジャンルに特化した有益な情報発信に努めましょう。
「いいね」されやすいツイート
・有益な情報・共感できるツイート
(1)有益な情報を発信している
「有益な情報」とは、見た人が思わず保存したくなるような情報が詰まったツイートのことです。
「為になる」だけではネットで検索すればいくらでも出て来ますが、投稿文字数制限もあるなかで画像なども駆使し、「コンパクトにまとまった分かりやすさ」が拡散されやすい投稿の特徴です。
また、ネットで拾える情報をただまとめるより、自分ならではの視点や感想、実体験(=オリジナル性)があるとより共有されやすくなります。
■参考ツイート
夏の暑さに勝利した。これ150kcal以下ってすごくない? pic.twitter.com/pM2jFRcFIl
— じゅん☆痩せるズボラ飯 (@DietMan40) August 15, 2020
筋トレの中でも【お尻】って、1週間くらい続けるだけで速攻効果が現れる部分の1つだと思ってる(実体験)
四角いお尻も丸くなったし、たるんで脚との境い目がハッキリしなかったのがここまで変わった。おしりで脚長よ。筋トレ続かない人、まずは1週間やってみてほしい。1週間後の美尻に感動してほしい… pic.twitter.com/5KumyS2f7D— トレえみ (@emiry_oinari) August 16, 2022
■ちなみに…
Twitterには投稿をストックできる「ブックマーク」という機能がありますが、「いいね」を押した投稿も一覧でみれる為、「いいね」を「ブックマーク」代わりとして活用している人も少なくありません。
hiro
「ブックマーク」は(1)投稿を開く→(2)共有ボタンを押す→(3)ブックマークボタンを押すの3工程が必要ですが、「いいね」はタイムライン上に流れてくる投稿の♡(いいね)ボタンを押すだけで完了する為、より気軽にストックすることが出来ます。
(2)共感できるを意識している
「共感できる」投稿とは、多くの人の「それ分かる!」を端的に表現している呟きのことです。
「有益な情報」が実用的なものであるのに対し、「共感できる」は心情に寄り添った内容であることが多い傾向にあります。
社会的なことに言及したものから、少し砕けた娯楽性のあるツイートなど、投稿内容が多岐にわたるのも特徴です。
自分のアカウントのジャンルやフォロワー層を考え、その人たちが共感できる内容を投稿してみるといいでしょう。
■参考ツイート
怖い上司や取引先、苦手な人がいるならこの3つ意識してみて。
①人間の体の8割は水とタンパク質。そうつまり相手は実質喋るプロテイン
②どんな人間も所詮は70kg前後。そうつまり相手は実質70kgのバーベル。軽い
③筋トレして強くなれ。最悪戦ったら勝てると思えば全能感が溢れ出し心に余裕ができる
— Testosterone (@badassceo) July 21, 2022
毎月、約200人。一人ひとり接客した経験から、「性格は顔」「生活は体型」「本音は仕草」「センスは服」「美意識は爪」「清潔感は髪」「育ちは口ぐせ」「優しさは沈黙」「落ち着きのなさは足元」見る所でその人がわかる。これって、マジすぎる。
— 残業キライ子ちゃん̤̫ (@monamick30) August 14, 2022
ハッシュタグを有効活用する
#(ハッシュタグ)は、そのジャンルに興味のある人に自分の投稿を届ける為に必要不可欠です。
タグを付けない投稿は基本的にフォロワーにしか届きませんが、ハッシュタグをつけることで、同じタグを付けているユーザーに自分の投稿を見つけてもらいやすくなります。
ハッシュタグは文中・文頭・文末問わず、どこにでも入れることが出来ますので、適切なタグを積極的に活用していきましょう。
(1)ボリュームを意識する
タグを選ぶ際は、そのタグがどれくらい使われているかというボリュームを意識しましょう。
ボリュームは、投稿画面で使いたいハッシュタグを入力することで1日or1時間のツイート数を確認することが出来ます。
投稿数の多いタグは、今人気の話題です。
話題のタグは検索で閲覧される可能性が高いので、積極的に使用していきましょう。
■ハッシュタグ入力時の表示画面
■ハッシュタグの予測変換
同じ単語でもいくつかハッシュタグが使用されている場合、予測変換で使用頻度の高いタグを探すこともできます。
特に「○○さんと繋がりたい」というタグは、文字通り交流を図りたいという意図がありますので、適切に使用していきたいタグです。
(2)トレンドを意識する
使用頻度の高いタグは、Twitterのトレンドとしても表示されます。
Twitter内の検索画面の「トレンド」をチェックしてみましょう。
トレンドタグを上手に使うことで一気に自分の投稿がバズる可能性があります。
画像では、4番目に表示されているのがトレンドタグで、左端に「#」が付いています。
もちろんタグの付いていないトレンドも、自分のアカウント内で発信して違和感のない内容であれば、積極的に呟いてみるのもおすすめです。
■トレンドの表示画面
(3)ハッシュタグを入れる時の注意点
ハッシュタグを使用する際の注意点をまとめてみます。
■使いすぎない
ハッシュタグは投稿可能文字数以内であれば、いくつでも付けることが出来ます。
ただし、使い過ぎはNGです。
タグを大量に付けていると「迷惑ツイート※」と思われかねません。
※悪質なサイトなどに誘導することを目的に多くの人の目に触れてもらおうとするアカウント
また、認知されたいという欲求が全面に出すぎると「応援しよう!」とはならないのが心情です。
タグの数は多くても3~4個程度に収めておくのがベストです。
■無関係なタグは使わない
トレンドや投稿数が多いからと言って、自分の投稿テーマやアカウントの方向性と異なる趣旨のタグをつけるのは控えましょう。
いくら話題のタグを通じて多くの人の目に触れたとしても、タグを間違えると自分のアカウントのファンになってくれる層にアプローチすることは出来ません。
■日本人が付けているタグかを意識する
タグ付けで迷うのが、同じニュアンスでも異なる表記のタグが混在していること。
分かりやすい例は洋服のブランド名です。
例えば有名なファッションブランド「アルマーニ(Armani)」の場合、「#Armani」でタグを検索すると海外の人の投稿が多く表示されます。この場合、正式表記にこだわらず日本で使用頻度が高いタグを選択するようにしましょう。
情報を1つの投稿の中に集約する
ツイートを拡散してもらう為には、なるべく1つの投稿の中で届けたい情報を完結させるようにしましょう。
ただ、Twitterは投稿できる文字数が全角140文字と、何かを詳細に伝えるにはかなり端的に表現しなければいけません。
ここからは、文字数制限を超えて情報を伝える為のいくつかの方法をご紹介していきます。
情報を1投稿内に集約する方法
・画像を活用する・動画を埋め込む
・ツリー投稿
(1)画像を活用する
画像を上手に使用すれば、より多くの情報を盛り込むことが可能です。先ほども例に出したこちらのツイートを見てみましょう。
■画像を上手に活用しているツイート例
筋トレの中でも【お尻】って、1週間くらい続けるだけで速攻効果が現れる部分の1つだと思ってる(実体験)
四角いお尻も丸くなったし、たるんで脚との境い目がハッキリしなかったのがここまで変わった。おしりで脚長よ。筋トレ続かない人、まずは1週間やってみてほしい。1週間後の美尻に感動してほしい… pic.twitter.com/5KumyS2f7D— トレえみ (@emiry_oinari) August 16, 2022
Twitterでは現在、1つの投稿につき画像は4枚までアップすることが可能です。
参考例のツイートは、1枚ごとに画像を見やすく加工し、合計で9パターンの姿勢を見せています。
また、参考例のように各画像内に補足説明を入れることで、全角140文字の制限を回避することも可能です。
このように、フォロワー視点に立った分かりやすい画像を作成することで、多くの「いいね」「リツイート」の獲得に繋がっています。
(2)動画を埋め込む
Twitterでは1投稿あたり最大140秒(2分20秒)までの動画を埋め込むことが出来ます。
文字だけでは表現できないものは動画を作ってみるのも1つの手です。
ただし、この場合140秒をフルでアップするのはあまりおすすめできません。
流れてくる情報の多いTwitterでは、例え2分ちょっととは言え、見る側には非常に長く感じてしまいます。
大切なのは最初の5秒とも言われ、導入が非常に肝心です。
動画を埋め込む場合は可能な限り短い尺で、興味をそそるような内容にしましょう。
■動画を上手に活用しているツイート例
平田義久さんの「東京は夜」をミクと歌わせていただきました。
niconico:https://t.co/HuuqhlauAW
Youtube:https://t.co/jOoz0Afpig pic.twitter.com/AbUG9X4kdi
— Ado (@ado1024imokenp) August 23, 2022
動画付き投稿は、アーティストのMVのサビ部分のみをアップするなどが代表的な事例です。
参考ツイートでは、楽曲のサビ前30秒、一番盛り上がるパートがちらっと流れたタイミングまでで切り取られています。
このように「もっと見たい!」のタイミングで動画を切り取ることで興味をそそり、リンク先のYouTubeに誘導することが可能です。
(3)ツリー投稿
「ツリー投稿」とは、自分の投稿したツイートに対し自分自身でリプライすることです。
フォロワーは投稿画面をタップすることで、その下に連なった続きの投稿を読むことができます。
文字でしっかり情報を伝えたい場合には、このツリー投稿がおすすめです。
ただしその場合、文章や内容をしっかりと練り、続きが気になると思わせる投稿にするなどの工夫が必要になります。
■ツリー投稿の例
②応募資格について
・応募は日本国内にお住まいの方に限定。
・未成年の方は、親権者の方の応募規約への同意が必要。
・アカウントを非公開設定にしている場合は抽選対象外。— HIKAKIN😎ヒカキン 【YouTuber】 (@hikakin) August 5, 2022
「ツリー投稿」では、なにかを真摯に伝えたい!というようなケースに利用されるケースが多くみられます。
参考ツイートは、プレゼントキャンペーンのお知らせ投稿です。
応募方法や応募資格、当選について、その他注意事項がツリー投稿で並んでいます。
投稿する時間について
Twitterのタイムラインは現在時系列ではなく関連度で表示されるようになりました。
時系列順で表示されていた以前は投稿時間が閲覧率に大きく影響しましたが、現在は以前ほど重要ではありません。
とはいえ、投稿するタイミングや頻度を軽視していいかと言われればそうではありません。
フォロワーが安定してくるまでは、投稿時間や頻度は固定しておくのがおすすめです。
理想は有益な情報を毎日投稿することですが、それと併せ、毎週金曜日は何か画像付き投稿をアップするなどのルーティーンを決めておくと良いでしょう。
投稿に周期性があるほうがフォロワーに覚えてもらいやすいのと同時に、自分自身の継続にも繋がります。
フォロワーと積極的に交流する
自分のツイートは基本的にはフォロワーのタイムラインに表示されます。
サービス開始当初は投稿された時系列順に表示されていましたが、現在は自分にとって関連度の高い投稿や交流の多いアカウントが優先して表示されるようになりました。
この為、ただフォローされているだけだと相手のタイムライン上に表示されない可能性があります。
アカウントを運用し始めの頃は、「いいね」や「引用リツイート」、「リプライ」や「DM(ダイレクトメール)」を通じ、自分から積極的に交流を図っていきましょう。
交流を深める為にしたいこと
・いいねやを積極的にする・引用リツイートやリプを意識する
・DMを駆使する
(1)いいねを積極的に行う
自分がフォローしているアカウントの投稿は積極的に「いいね」をしていくことが大切です。
Twitterのアカウントを大きくしたいと思えば思うほど、「自分の投稿にリアクションして欲しい!」と自分ばかりに焦点をあててしまいがちです。
しかし、Twitter内で行われるのはあくまでも「人対人のやり取り」であることを忘れてはいけません。
相手の投稿すべてにいいねするのはあからさまですが、気になったものや面白いと思った投稿に関してはもれなくいいねをしていくことをおすすめします。
「いいね」をすると相手に通知が届きますので、自分のアカウントの存在をしっかりとアピールすることにも繋がります。
(2)引用リツイートやリプを意識する
引用リツイートやリプライ(相手の投稿に対するコメント)も積極的に行いましょう。誰しも自分の投稿にコメントが来ると嬉しいものです。
送ったコメントに対し、返信をしてもらえるケースも多いのでリプライや引用リツイートを通じてフォロワーとの仲を深めることが出来ます。
もちろんコメントを残す場合、ネガティブな言葉を使うのはNGです。
ポジティブなコメントを送るようにしましょう。
■引用ツイートとは?
→相手の投稿を表示させつつ、自分が新たに投稿することが出来る機能です。
うちの環者さん達はアクスタ好きが多いですからねぇ
嬉しいね🤭可愛いグッズばっかり!💗 https://t.co/HJlHA5ndta
— 橋本環奈 (@H_KANNA_0203) August 19, 2022
(3)DMを駆使する
初めてコメントを送るのにリプライを付けるのは、なんだかちょっと気が引けるという場合もあるかと思います。
その場合は、DM(ダイレクトメール)で挨拶メッセージを送るのがおすすめです。
DMは送受信したアカウント間でしか見ることは出来ないので、リプライのようにすべてのアカウントに表示されることはありません。
おすすめなのは、自分のアカウントがフォローされたりフォロー返ししてもらえたタイミングでDMを送信することです。
DMを送っておくと、リプライでの交流を図りやすくなります。
挨拶メッセージのやり取りが終わった後は、基本的にリプライで交流していきましょう。
DMは閉鎖空間なので、DMでばかりメッセージを送信してしていると、なにか下心があるように思われてしまいます。
(4)DMで送るべき内容
DMで挨拶メッセージを送る際には、自分を営業(宣伝)する内容は控えましょう。
営業チックなメッセージはスルーされてしまいがちです。
相手の投稿内容や趣味に共感していることや、どうして自分が相手をフォローしようと思ったかなど、相手の良いところを伝えてみると、今後の深い交流につなげることが出来ます。
もちろん、メッセージを送る際に嘘はよくありません。
誰にでも当てはまるような適当な誉め言葉を並べただけでは、相手に不信感を抱かせてしまいます。
自分が本当にいいと思ったところを具体的に伝えるようにしましょう。
■NGなDM内容(例)
・自分のYouTubeチャンネルなどのリンクを貼り付けて登録や拡散を促す
・自分のアピールしかしない
■GoodなDM内容(例)
・相手の投稿内容に対するポジティブな感想
・相手の趣味に共感している旨を伝える
・フォローしようと思ったきっかけを伝える
フォロワーを増やす為にすべきこと
ここからは、投稿以外でフォロワーを増やす為の考え方を見ていきましょう。
フォロワーを増やす工夫
・自分からフォローしに行く・投稿テーマに関心のある人と繋がる
・フォローを返す
(1)自分からフォローしに行く
これまでメディア等への出演が無く0から知名度を上げていく場合、投稿だけでフォロワーが増えるのを待っていてもなかなかフォロワーは増えていきません。
まずはアカウントの存在を知ってもらう為にも、自分の投稿テーマに興味を持ってくれそうな人をこちらから積極的にフォローしていきましょう。
なお、Twitterではフォロー数に関して以下の条件がありますので、一部をこちらで紹介しておきます。
■フォロー数制限について
・1日にフォローできるのは最大400アカウントまで
→1日のリミットに達していなくても短時間で大量のアカウントをフォローした場合、制限がかかることがある
・フォロー数の上限は最大5,000アカウントまで
→5,000アカウント以上フォローしたい場合は、フォローに対し1.1倍のフォロワーを獲得する必要がある
(5,001アカウント目をフォローしたい場合、4,548フォロワーが必要)
※情報はTwitterのヘルプセンターより。
(2)自分の投稿テーマに関心のある人と繋がる
自分から積極的にフォローしていくと言っても、1日の上限400アカウントを毎日フォローしていこうとするのはナンセンスです。
フォローするアカウントを吟味し、自分の投稿テーマに関心がありそうかどうかをしっかりと見極めましょう。
数ばかり意識してフォロワーを伸ばしても、投稿に対してリアクションされません。
フォロワー数に対し明らかに投稿へのリアクションが少ないアカウントは、「フォロワーを買っているのではないか」など不信感を抱かれてしまいがちです。
また、フォローされた人がフォローを返すかどうかを判断する際、フォロワー数に対しフォロー数が明らかに多いアカウントだと分かると、「こんなにフォローしているのにフォローを返している人が少ないの怪しい」と思われてしまいます。
アカウントを運営していく為には何よりも「信頼感」を大切にしましょう。
(3)フォローされたらフォローを返す
自分のアカウントがフォローされたら、相手のアカウントをフォローしましょう。
インフルエンサーを目指す上で陥りがちなのが、フォロワー数に対しフォロー数は少ない方が良いと思ってしまうことです。
一見すると、アカウントとして見た目が良く思えますが、もともとの知名度がない限りこのような比率になることは滅多にありません。
繰り返しになりますが、運用し始めのアカウントで大切なのは信頼感の醸成とアカウント間の交流です。
人の単純な心理として、してあげたことに対し見返りがないのはあまり良い気分ではありません。
ただし、有害だと思われるアカウントはその限りではありません。
悪質なアカウントをフォローしていると、自身の信頼度にも影響しますので注意しましょう。
企業アカウントの運用について
ここからは企業に絞ったアカウントの運用方法を考えていきたいと思います。
「ファンを付ける為に有益な情報や共感できる内容を投稿していく」という部分では個人アカウントと共通ですが、会社のイメージを背負う為、徹底したリスクヘッジをしておかねばなりません。
ツイートが炎上してしまうと、商品自体の売上にも大きく影響してしまいます。
企業アカウント運営時の注意すべきこと
・投稿ポリシーの設定・政治や個人に対する投稿は避ける
(1)投稿ポリシーの設定
企業がTwitterを運用する際は投稿ポリシーを設定するようにしましょう。
会社によっては複数人が当番制で運営するケースもあるかと思いますが、投稿ポリシーを設定することで言葉使いなどを統一することが可能です。
■投稿ポリシーとして考えたいこと
・アカウントを運営する「中の人」のペルソナ設定
企業のアカウントとはいえ、無機質な文章よりも人間味のあった投稿の方が親しみがわき、ファンが付きやすい傾向にあります。
中の人はどんなキャラクターなのか、投稿時の言葉使いなどのペルソナを考えましょう。
また、投稿内容に対し不備がないかをチェックする体制も整えたいところです。
・投稿時間・頻度の設定
企業アカウントの場合、アカウントを運用する時間は就業時間内であることがほとんどです。特に午前中が活発化しやすい傾向にあります。
企業アカウントは企業同士でコミュニケーションをとることが多い為、なるべく午前中の投稿がおすすめです。
また、投稿頻度についても決めておきましょう。基本は営業日は毎日投稿したいところ。
営業日の投稿回数、どんな内容にするかなども決めておきましょう。
(2)政治や個人を特定するような投稿は避ける
企業アカウントで、政治や個人を特定しての投稿は避けましょう。
特に、特定の思想を述べるような投稿は企業イメージが悪化する危険性があります。
ポジティブなトレンドを除き、ニュース的な話題には触れないようにするのがベターです。
企業アカウントで取るべきコミュニケーション方法
企業がSNSアカウントを運用する際は、特にフォロワーとのコミュニケーション方法で個人アカウントとは違う工夫が必要です。
例えば先ほど紹介した「DMでのコミュニケーション」は、クローズドなやり取りとなる為、個人アカウントと公的な企業が行うのはあまり好ましくありません。
リプライも、個人アカウントからきたものに対して返信しているケースはありますが、企業が先に送るといったこともあまり見かけない事例です。
では企業アカウントはどのようにコミュニケーションをとっていったらいいのでしょうか?
具体的な方法を見ていきましょう。
企業アカウントのコミュニケーション方法
・企業同士で繋がる・サービス利用者の声を拾う
・キャンペーンや広告を出す
(1)企業同士で繋がる
企業アカウントを運営する場合、企業同士でコミュニケーションを図るのがおすすめです。
その場合、ハッシュタグを有効に使いましょう。
タグを入れることで、多くの企業との相互フォローやコミュニケーションに繋がります。
また、相互フォローになっている企業アカウントの投稿には「いいね」や「リプライ」などで反応すると効果的です。
■企業アカウントがよく使うタグ
(2)サービス利用者の声を拾う
ユーザーとのコミュニケーションをとる方法としては、実際に商品やサービスを利用しているユーザーの投稿を引用リツイートで紹介するといった事例もあります。
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— CLINKme (クリンクミー) | 無料であなたのリンクをまとめよう。 (@clinkme_jp) August 8, 2022
(3)広告・キャンペーンを実施する
フォロワーを増やすのに最も効果的なのがキャンペーンや広告です。
特にプレゼントキャンペーン施策は反響が大きく、応募条件として「アカウントをフォローする」「キャンペーン投稿をリツイートする」などと設定することで多くのフォロワーを獲得することが出来ます。
ただし、キャンペーンツイートばかりだと、先ほども話したフォロワーの質(=ファン数)が上がっていきません。
日々の投稿をしっかりと発信しつつ、有効に利用していきましょう。
また、Twitter内で広告を配信することも効果的です。
ただし、SNS内に広告出稿する場合、Twitter・Instagram・YouTube・facebook・TikTokなどプラットフォームごとにアプローチできるユーザー層が異なります。
どの媒体でPRを出すべきか、しっかりと見極めましょう。
各SNSの広告運用についての詳細はこちらのページも参考にご覧ください。
SNSの運用代行について
企業アカウントの運用は、広報活動の一環として広く一般的となりました。
しかし会社によっては、「SNS運用に自社の人員や時間を割くことが難しい」といったケースも大いにあるかと思います。
その場合、SNSの運用代行を検討してみるのも1つで戦略です。
SNSに特化したプロが、データに基づきに適切な運用を行ってくれます。
もちろん、求めるレベル・成果によって費用も高額になります。
代行を利用する際は各社の資料を見比べ、成功事例の多い企業に依頼するようにしましょう。
成功事例に学ぶ企業アカウントの運営方法
こちらのページでは企業のSNS運用の成功事例をまとめています。
成功しているアカウントには沢山のヒントが隠れていますので、自社SNS運営時の参考にしてみてください。
常に相手の立場に立ったアカウント運用を
今回は、Twitter運用における考え方をまとめてきました。
SNSの基本は「人とのコミュニケーション」です。
より多くの人を自分のファンにする為には、常に相手の立場に立った投稿を心がけるようにしましょう。
これは個人アカウントでも企業アカウントでも同様です。
「支援したい!」「応援したい!」と思ってもらうことで、フォロワーの数も比例して増えていくことと思います。
数だけに捉われず、質の良いコミュニケーションを図りましょう。